映画・ドラマ・テレビ

ホラーなテーマのドキュメンタリーおすすめ10選【都市伝説・怪奇現象がテーマの作品も!】

ページ内にアフィリエイト広告を含みます

ドキュメンタリー番組の醍醐味は、歴史や事象にまつわる文献などの記録を検証し、事実に迫っていけること。今回はそんなドキュメンタリー番組の中から、怪奇現象や不可思議な伝承などを扱ったものを集めてみました。

歴史的な事実や記録を軸にしたホラー系ドキュメンタリーで、ホラー映画やドラマとは一味違う恐怖を味わってみてください。

ホラーなテーマのドキュメンタリーおすすめ10選

ホラー系の題材を扱うドキュメンタリー作品については、再現ドラマ付きや現地調査メインなどさまざまなタイプがあります。また、テーマの特性から年齢制限を設けている作品も少なくありません。鑑賞前にはこれらのチェックもお忘れなく!

※本ページの情報は2021年6月時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。

●ロア ~奇妙な伝説

奇妙な伝承を掘り下げる、Amazonプライムオリジナルのホラードキュメンタリー。アーロン・マーンケの静かなトーンのナレーションで、不可思議な世界への扉を開きます。

シリーズで1・2までリリースされていますが、ナレーションなし・再現ドラマオンリーのシーズン2は前シーズンとかなり雰囲気が異なります。この点で好みが分かれるようですので、あらかじめご注意を。

タイプ再現ドラマパート+考察パート(シーズン1のみ)
テーマ世界の民間伝承
年齢制限13+

●アメリカン・リッパー猟奇連続殺人の真相

アメリカ初のシリアルキラーと言われる、H.H.ホームズに関する謎を取り上げた作品がこちら。彼が渡米した切り裂きジャックだったのでは……という仮説を基に、子孫にあたる人物がCIAの元捜査官とともに、高祖父の犯行について調査を進めていくというものです。

宿泊客から金品を奪い、証拠を隠滅するためにホームズが建てたという殺人のための装置を備えた「殺人ホテル」の仕組みは壮絶の一言。ジャック・ザ・リッパー=ホームズという発想は少し飛躍しているように感じますが、連続殺人犯の足跡を追うドキュメンタリーとして十分見応えのあるものになっています。

タイプ調査パート+再現ドラマパート
テーマ連続殺人犯H.H.ホームズ
年齢制限18+

●パラノーマル・ゴーストハンター

11シーズンにも及ぶ人気番組、パラノーマル・ゴーストハンターの新しいシーズンが登場! この手の番組でよく見る最新ガジェットを用いたアプローチだけでなく、リサーチ専門の担当者を置いて、土地の歴史や伝承の真偽なども丁寧に追っているのがポイントです。

多方面からの調査で超常現象の全容を明らかにしていく手法で、見やすく分かりやすいのもいいところ。専門用語などの解説も丁寧なので、このジャンルについて詳しくなりたい人にもおすすめです。

タイプ現地での調査メイン
テーマアメリカ各地の心霊現象
年齢制限-

●トゥルー・モンスターズ

『トゥルー・モンスターズ』はタイトル通り、世界中に広がる魔物や妖怪の伝承にまつわる真実に迫っていくというもの。広義で「モンスター」の範疇に入れば精霊でも、邪悪な力を持つ神様でも、実在したとされる人喰いの一族でもまんべんなく扱うスタンスで、日本からは何と口裂け女が紹介されています。

口裂け女については日本でよく知られている話と異なる部分が多いため違和感がありますが、丁寧な掘り下げで怪物誕生の裏に隠された歴史的な事実や、当時を生きた人の思想などを垣間見ることができるのは魅力。大人向けの怪奇エンタメドキュメンタリーとして楽しめますよ。

タイプ考察パート+再現ドラマパート
テーマ世界の民間伝承・都市伝説
年齢制限18+

●W・シャトナーの世界の怪奇現象

スタートレックシリーズでおなじみ、ウィリアム・シャトナーが案内人を務める本作。エピソード1では富士の樹海にスポットが当てられています。1話だけでも青木ヶ原樹海に多くの先住民が犠牲になったとされるシャウニー湖、アメリカ一の呪いの家、ディアトロフ峠にホンジュラスの白い街と、取り上げられる場所は本当に盛り沢山。

次々と紹介されていくので、一つ一つをじっくり追いたい人には不向きかもしれません。でも、重厚なナレーションで雰囲気は充分。世界中の怪奇現象について知ることができるため、より多くの怪奇スポットや、それらにまつわるトリビアなどを知りたい人におすすめです。

タイププレゼンターによる現象の紹介・考察メイン
テーマ世界の民間伝承・都市伝説
年齢制限13+

●マイ・ゴースト・ストーリー

インタビューと再現ドラマで心霊現象に迫る番組。体験談中心のため、主観と言われればそれまでなのですが、画面には生の体験が持つ緊張感が漂っています。

ただ番組用に収録しているとしても、素人とは思えないほど語りが上手いのは微妙に気になるかも……? 割り切って楽しむのが良さそうです。

タイプインタビューパート+再現ドラマパート
テーマアメリカ各地での心霊体験
年齢制限16+

●超ムーの世界

ホラー好きなら知らない人のいないオカルト雑誌「月刊ムー」監修の番組も要チェック! 島田秀平氏とムーの5代目編集長・三上丈晴氏をMCに、毎回豪華なゲストが登場。UFOやUMA、秘密結社に都市伝説などなど、ディープな話題が飛び出します。

どんな方向に話題が広がるか未知数な番組で、エンタメ感たっぷりの超常現象バラエティといった印象。番組は2021年現在も『超ムーの世界R』として定期配信されているので、ムーの世界に長くどっぷり浸りたい方には特におすすめです。

タイプ座談会メイン
テーマ世界の超常現象
年齢制限13+

●北野誠のおまえら行くな。原点怪奇SP

芸人の北野誠氏が心霊探偵団を率いて日本中の心霊スポットを巡る人気番組、「北野誠のおまえら行くな」シリーズからもご紹介。体当たりで怪異・心霊現象をレポートする番組の2017年版は、シリーズを重ねてネイチャリングツアー的な傾向が強くなってしまった番組の方向性を考えるため、原点に立ち返り、改めて恐怖と向き合おうというものです。

ネイチャリングツアー的になっていったのは特に現象が起きなくてもあからさまな演出を入れず、ありのままを見せるスタイル故だと思いますが、積極的に初心に立ち返ろうとする姿には好感が持てます。映画『事故物件 恐い間取り』の原作者である松原タニシ氏や、心霊写真コレクターとして知られる怪談図書館の桜井館長など、ホラーファン納得のゲスト陣にも注目です。

タイプ現地での調査メイン
テーマ日本の心霊スポット
年齢制限16+

●The Bell Witch -呪われた一族の血-

ある一族の長男に生まれた者が次々と非業の死を遂げる「ベル・ウィッチの呪い」を解くべく、当事者である一族の子孫自らが立ち上がり、調査を進めていくというドキュメンタリー。

当事者が原因究明に乗り出すというのはドラマチックですが、全体的に脚色が強めで胡散臭さが出てしまっているのが何とも惜しい……。番組の演出方法には好みが分かれると思いますが、テーマである「ベル・ウィッチ事件」は記録にも残っている、アメリカ有数のポルターガイスト事件。現在でも恐れられる伝説に迫る内容を、ホラーな雰囲気たっぷりで楽しむなら悪くないでしょう。

タイプ現地での調査メイン
テーマアメリカの魔女伝説「ベル・ウィッチ事件」
年齢制限16+

●ホラー漫画劇場

自身もホラー漫画家である山崎トオル氏がバーのオーナー役となり、ホラー漫画制作時の裏話を引き出していくトークドキュメンタリーがこちら。

伊藤潤二先生や高橋葉介先生、日野日出志先生など、日本のホラー漫画ブームを支えた巨匠たちが毎回ゲストとして登場します。どんな過程で漫画作品が生まれるのか、その舞台裏を知りたいなら見逃せませんね。それにしても日野日出志先生のダンディさには感服。渋い大人という雰囲気で本当に素敵です。

タイプトークメイン
テーマホラー漫画家の作品制作秘話
年齢制限-

まとめ

お国柄によって好みに違いが出るのでしょうか、欧米の作品では調査や考察パートを多く取った作品が多め、国内の作品ではトークやバラエティ寄りの作品が多い印象を受けました。

いずれにしても見応えのある作品ばかり。いくつものシリーズを重ねた長寿番組も少なくないので、お気に入りを長く追えるのもいいですね。

  • この記事を書いた人

宵闇

スリラー・サスペンス映画も含めた、広い意味でのホラーコンテンツをこよなく愛する案内人。このブログではトリビアなどの周辺情報を深掘ったり、ホラー映画に登場する料理を再現したりしてマニアックにご紹介していきます。

-映画・ドラマ・テレビ